蓄積した『アーマ(未消化物)』を排出する『浄化』のトリートメント

アーユルヴェーダで知られている『シロダーラ』や『アヴィヤンガ』などの施術の多くは体内に蓄積したアーマを排出することを重視します。なぜなら『アグニ』の力で消化・吸収・排出しきれず、体内に蓄積した栄養素は『アーマ』として『酸化』し『炎症』を引き起こすからです。

品川メディカルクリニックが取り組む『ダイエット外来』・『LDLコレステロール外来』などでも炎症の原因となるアーマの排出を助ける治療が主眼となっており、その治療の多くにアーユルヴェーダの教えが活かされています。

健康の維持・増進と若返りを目指すアーユルヴェーダの哲学

アーユルヴェーダは医療的な面だけでなく、健康の維持・増進、若返り、人生の幸福などを総合して捉えた哲学です。人が幸せに人生を全うすることが最大の目標とも言えるのです。

近年の老化医学で活発に研究されている『セノリティクス(老化細胞除去)』という分野があります。細胞が規定回数の分裂を行った時、本来は『細胞死』または『破壊』されて排出されるべき『老化細胞』となります。排出されるべき『老化細胞』がそのまま体内に残ってしまうと『SASP(細胞老化関連分泌現象)』という現象を起こし、周囲の細胞に『炎症性サイトカイン』などの炎症関連遺伝子の発現を亢進させ、周囲の正常な細胞も『老化細胞』に変えてしまいます。このように体内に残留した老化細胞は『ゾンビ細胞』と言われ、老化や病気を促進すると考えられています。このゾンビ細胞を除去するための研究が『セノリティクス』です。

人が本来持つセノリティクス作用として『オートファジー(自食作用)』があります。オートファジーとは細胞に備えられた分解機能のことで、細胞を常に正常に保つ『細胞の恒常性の維持』・ウイルスなどの病原体や細胞のないの異常なタンパク質などを検知して排除する『有害物質の排除』・栄養が不足した時に細胞を分解し栄養素を取り出す『栄養補給』の3つの機能があります。この3つの機能の中でも『栄養補給』の機能こそ『ゾンビ細胞を除去』するための効果的な方法として注目されています。

品川メディカルクリニックでは、オートファジーを助けるために効果的な『GLP-1受容体作動薬』や『シャペロン介在性オートファジー』を助けるメトホルミンなども使用しながら、老廃物の積極的な排出を診療メニューとして取り入れています。

アーマの排出を助けるアーユルヴェーダの知恵

アーユルヴェーダでは『パンチャカルマ』と呼ばれるデトックス・プログラムがあり数日間の治療による浄化を行います。これによりアーマやマラ(老廃物)の排出を行いますが、この効果は美肌・若返り・健康増進などデトックスの重要性がよくわかる効果となっています。

品川メディカルクリニックでは

体内の悪玉活性酸素と結合して水分として排出する作用のある『水素ガス治療

などの浄化プログラムで過剰なドーシャを排出し、ドーシャの乱れを整えます

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