アーユルヴェーダとは?

『アーユルヴェーダ』の事 ご存知ですか?

私はアーユルヴェーダに関して、この外来の設立までそれほど多くを知っている訳ではありませんでした。印象としては『額にオイルをたらすリラクゼーション』があるインドやスリランカの伝統医療程度の知識です。

幸い都内在住ですので周囲にアーユルヴェーダのサロンやクリニックなんかもあり、自分自身がPCに向き合う時間が長いため肩こりと眼精疲労、頭皮の強張りは長年の友人みたいなものなので、何度か『シロダーラ(額にオイルをたらす施術)』を受けたこともあるのですが特に調べたり、勉強したりはしませんでした。

アーユルヴェーダ外来をスタートするにあたってとても恵まれた出会いもあり、日本の医療アーユルヴェーダ普及にご尽力されてきた医師の上馬塲和夫先生を外来主任としてお迎えすることができ、お話を聞いていると高輪クリニックグループで推進してきた未病・予防領域や先端医学の研究でわかってきた事実とアーユルヴェーダの哲学の中には非常に多くの共通点があり、非常に興味深いことがわかってきました。

アーユルヴェーダは5000年以上の歴史があるインド発祥の伝統医学です。特徴として世界を構成する5大元素(火・水・土・風・空)の組み合わせを3つのタイプのドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)に分類することで非常に体系的な哲学を構築しています。

体質は3つのドーシャに分類されます。このドーシャタイプに応じて効果が出やすい食材やハーブ、また不足しがちな栄養素などがあり、食事から吸収される栄養素、そして吸収されずに残留する未消化物(アーマ)、そして排出されるべき老廃物(マラ)という考え方で体質のバランスを取り、自分の体が持つ自己免疫力を最大限高めていくことで、健康で若々しくあることを目指しているのが『アーユルヴェーダ』であると、私は考えます。

私が最初に持っていたオイルマッサージなどは『鎮静』や『浄化』をサポートするための手技の一つで、あくまでもアーユルヴェーダの一部でした。アーユルヴェーダではこの手技に合わせて、ドーシャによる個々人の体質判断・ラサヤナ(ハーブ薬)による治療などを組み合わせた膨大な情報が蓄積されたデータベースのようなものでした。

これから、こちらのブログでは色々なアーユルヴェーダの智慧について考えたり、書いたりしていきたいと思います。

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